ゆきの美人（ゆきのびじん）│秋田醸造

小容量の大吟醸用タンクで高品質な純米酒のみを製造

銘柄は「ゆきの美人」1種類のみ。少量仕込みで高品質な純米酒を丁寧に造るがモットーです。
酒造好適米を厳選し、手作業により米の状態を見極めながら、秋田杉の麹室で少量ずつ丁寧に麹を育てます。秋田醸造では麹菌が太く米の中まで入り込む「突きはぜ」に管理し、少々短めに麹室から引き上げることで、軽めのきれいな酒を目指しています。酒のもととなる酒母づくりは秋田流の長期低温発酵。低温でじっくり管理し、30日以上かけてゆっくり発酵させることで雑味の少ない、良い香りが生まれます。
2001年には新社屋を建設し、断熱と空調完備で約600石というマイクロ醸造所ではめずらしい四季醸造を実現。
秋田県酒造組合技術委員長を12年務め、緻密な醸造理論や進取の気性に富んだ酒づくりに定評がある3代目小林忠彦さんは、秋田の蔵元経営者5名からなる日本酒醸造ユニット「NEXT5」でリーダー格の信頼を得るなど、秋田の酒質を上げるべく邁進しています。