所在地:長野県小県郡青木村村松1491−1 創業:2008年
ファンキーシャトーは2011年、音楽プロデューサーとして有名な金橋豊彦さんと妻・美智子さんのおふたりが、自分たちの好きな味とコンセプトを追及したワインを造りのため設立したワイナリーです。 ワイナリー名は音楽の仕事の先輩である近田春夫さんが、「お前たちらしいんじゃないか」とつけてくれてそう。 「自然からのメッセージが感じられ、飲んで楽しく、精神的な豊かさを与えてくれるワインを育むぶどうづくりを目指しています。」と豊彦さんの音楽で培われた感性はワインにも表れ、ぶどうや大地の力を十分に感じると共に、繊細な美的感覚まで飲み手に伝わってきます。
ファンキーシャトーのある青木村は、古来より山岳信仰で有名な子檀嶺岳(こまゆみだけ)の山麓にあり、今から1700万年前から520万年前には”フォッサ・マグナ”と呼ばれる海の底だった地域で、現在でも魚・クジラ・貝などの化石が産出される地質。平均年間日照時間は全国でも最も長く2000時間を超え、降雨量も少なく、昼夜の温度差も大きい、国内有数のぶどう栽培に恵まれた地域です。肥料は極力せず、農薬は春先に可能な限り低濃度の石灰硫黄合剤と雨季に数度のボルドー液散布、それ以外は最小限の部分散布で対応、除草剤は使いません。ワイン造りは衛生管理・選果の徹底、自然発酵、無濾過、無清澄というスタイル。気候や地質をとことん理解し、人的介入と添加物を減らした造りは、土地が本来持っている特色を存分に発揮させています。