所在地:長野県須坂市亀倉123-1創業:2004年
須坂市に広がる扇状地、日滝原は水はけが良く、高品質なワインを生み出すぶどう栽培に適した地域です。楠茂幸さんは20年間のサラリーマン生活の後、オーストラリアでワイン醸造とぶどう栽培を学び、2004年に故郷、須坂で新規就農を実現した異色の経歴の持ち主。畑を借りてメルローとシャルドネの苗木を植えることからスタートしました。2006年、委託醸造で初ヴィンテージとなるシャルドネとメルローをリリース。2009年からは赤白4種ずつをリリースし、2011年に醸造免許を取得して自社醸造を開始しました。
「与えられた気候風土といった条件と、ぶどうの木とのバランスを考えて、どうやったら一番健康的でいいぶどうができるかということ常に考えています」と話す楠 茂幸さん。草生栽培で自然の循環を大切にし、ブドウ栽培をされています。栽培も然ることながら、醸造もブドウ主本。非常に複雑で飲みごたえのあるワインができるブドウだからこそ、そういうワインを目指し、ガツンとくるようなビッグなワインなるブドウでないならば、飲んでほっとするようなワインを造る。土地やブドウに寄り添った繊細なやさしさが楠ワイナリーのワインには滲み出ます。