所在地:千葉県夷隅郡大多喜町大多喜486創業:2016年
千葉県夷隅郡大多喜町にある蒸留所・mitosayaは、「自然からの小さな発見を形にする」をモットーに、自分たちで栽培している植物や信頼できるパートナーたちの作る豊かな恵みを使った個性溢れる蒸留酒を造っています。「ミトサヤ」の名前は、「ミ」と「サヤ」の2つの言葉からなり、「実と莢」を意味しています。種が芽吹き、花となり、実を結ぶ。そしてやがては地面に落ちていくという自然のプロセスのあらゆる側面にインスピレーションを受け、この自然の総体を製品に取り入れています。ドイツ製の小さな蒸留器1台で造っているため、生産量は少量。また、mitosayaの蒸留酒はその時に手に入る様々な植物を使用しているため、毎回全く違う、その時だけのものがほとんどです。
mitosayaの敷地は、かつて薬草園だった場所です。南ドイツの蒸留所、Stählemühle(ステーレミューレ)で蒸留家クリストフ・ケラー氏の元で蒸留技術を学んだmitosaya代表の江口さんとこの薬草園の出会いによって、mitosayaが誕生しました。薬草園に植生する植物たちは、漢方や生薬の材料になるようなものもあれば、香りや染料の原料になるもの、果樹や野菜などさまざま。まさに、これらを原料にした蒸留酒を作るには最高の環境です。それに加えて、江口さんの人との繋がりから入手したさまざまな原料もあいまって、高品質なmitosayaがつくられます。なかには某有名ブランドのカフェで出されているオレンジジュースを搾った後に残ったものをつかったお酒もあったりなど。まさに、mitosayaは自然の恵みと江口さんの人徳が生んだ奇跡の蒸留酒なのです。