所在地:長野県東御市和4601-3創業:2014年
サラリーマン時代にサンテミリオンの葡萄畑の丘に憧れ、ワイン特区となった東御市に移住し、ブドウ栽培を開始。 「自然派ワインが持つ、やさしい飲み口と複雑な味が好き」というオーナーの中島豊さんは、2010年に自身の大好きなワインをつくる醸造家、新井順子さんがオーナーを務めるフランスのドメーヌ・デ・ボワリュカ、2011年はドイツのベルンハルト・フーバー醸造所、2012年は栃木県のココファームと、主に野生酵母を使って醸造するワイナリーで、研修を受けました。"野性酵母での醸造は難しいけれど、ワイン自体は気軽に飲んでもらいたい"という思いから、愛らしいテイストのラベルに。中島さんの奥様が、愛娘を描いたほっこりするボトルについつい手が伸びます。
ドメーヌ ナカジマのブドウ畑では、自然農の本や、青森の奇跡のリンゴの木村さんの本からヒントを得て、近年注目の土を耕さない不耕起栽培を2010年から続けてきました。しかし、自社畑の害虫被害が増えたことを機に、フランスで晩腐病が蔓延していない理由を考えたり、耕起・不耕起のどちらも経験のある方からのアドバイスをもらったり、中島さんの中で"耕起してみたい"と思う材料が増えていったそう。長年の経験と今後の見通しをしっかりと分析された結果、2025年から耕起栽培に切り替えを考えられています。新たな挑戦にも注目です。