所在地:石川県金沢市俵町コ11-3創業:2020 年
ヴァン・ド・ラ・ボッチは、京都出身の金沢で本多さんご夫妻が営むワイナリーで、 前職で金沢に転勤になった際にとても気に入り、この場所でワイナリーを造りたいと思い決めたそうです。ご主人の本多雅人さんはアルカンヴィーニュの1期生。修了後はセイズファームで研修と委託醸造を行い、2020年にワイナリーが完成しました。 今では、奥様であり社長である路代さんと、アルカンヴィーニュの6期生の長男、そしてラベルを描いている自閉症の次男と家族でワイナリーを運営しています。ワイナリーを作ったのは、自閉症を持つ次男をはじめ、障がい者の方々が働ける場所を作りたいという思いから。 ココファームに行った時に、こんな場所を作りたいと思ったのがきっかけ。ワイナリーのある場所は「俵町」という名前の通り田んぼが多い場所で、50haもの水田があり、そのうち5haは水が引けない場所で、そこにブドウを植えています。田んぼの隣にブドウ畑があるのは日本ならではの風景です。2016年から植樹を開始、毎年2,000本ずつ増やして現在は10,000本ほどが植えられています。品種はまだ何が合うのか分からないため様々な品種を植えており、白はシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、シュナン・ブラン、プティ・マンサンなど、赤はカベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、サンジョヴェーゼなどを植えています。土壌は「戸室石」と言われるこの場所独特の石が多いそう。硬いけれど割れやすいので、根が下に行きやすそうとのことですが、どのような特徴なのかはまだ不明なので、これから年月が経ってどんな特徴が表れるのかが楽しみです。