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カンティーナ・ヒロ|Cantina Hiro
カンティーナ・ヒロ Cantina Hiro
所在地:山梨県山梨市牧丘町倉科7143
創業:2018年
鍬1つで始まった葡萄畑から約70年、今や巨峰の一大ワイナリーに
山梨県北部、牧丘町にあるカンティーナ・ヒロ。「カンティーナ」はイタリア語で「自社畑100%でワインを造る小さなワイナリー」を意味し、「ヒロ」はワイナリー当主である広瀬武彦さんの名字からとっています。
ワイナリーとしては2018年から醸造をスタート。もともとはかつて山梨県の主要産業だった養蚕や蒟蒻づくりをしており、そこから先代が鍬1つで開墾して巨峰を植え、徐々に牧丘は巨峰の一大産地になっていきました。それ以来、葡萄農家として70年の歴史を持ちます。
ちなみに、今話題のシャインマスカットですが、元祖古木はこちらの広瀬さんの畑に植わっています!
元東京勤めから醸造担当に。数々の修行を経ても努力を惜しまない醸造担当
武彦さんのごご子息である泰輝さんはもともと東京で会社員として働いていらっしゃいました。その会社は飲み会の多い会社で、ご自身のお酒好きも好じ、ワイン用葡萄なら・・・と可能性を感じてから、ご実家を継ぐ未来が見えたそう。
山梨に戻ってからは意欲的に各地を巡り、日本ではシャトー酒折で修行、海外はニュージーランドとオーストラリアに3年ほど修行に行っていました。
そこで得た醸造技術はもちろん、コミュニケーション能力が新たな武器となり、今では海外のワイナリーから新鮮な情報が手に入ることが最大の強みだと泰輝さんは言います。
「他人より4倍やって、やっと12年。本当にやった・・・という思い。コロナもあけてやっとこれからという気持ちです。」
そう語る泰輝さん。「葡萄8割、醸造2割」という考えのもと、その2割にも全力を注ぎたいと日々お父様とともに邁進しています。
世界基準の造りを念頭に、飲むと牧丘の風景が浮かぶようなワインを目指す
カンティーナ・ヒロではイタリア品種にこだわりを持っています。
山梨近辺でイタリア系品種を扱うワイナリーが無く、聞くところによると赤ブドウの色が出にくいし、栽培が難しいからとのこと。それならば、個性を出すために他のワイナリーで扱っていないものがよかったのと、「人がやらないことにチャレンジする」という武彦さんのサラリーマン時代の経験からの選択でイタリア品種にこだわることにしたそうです。
そしてもう1つの理由として、当時広瀬さんの三男がイタリアのピエモンテ州アスティで料理の修行をしていたこともあり、最終決定の後押しとなったのでした。
標高は750m~1000m。富士山の絶景、南向きに開けた斜面。そこにはキジやカッコウ、ウグイス、ツバメ、渡り鳥などたくさんの生き物が集まります。
キジがいる土壌は汚染されていないとされているため、キジがいることは安心材料となり、渡り鳥は季節の移り変わりを伝えてくれる。カッコウ、ウグイス、ツバメなどの鳥の動きや、その他の風景や、そこでできた葡萄のイメージが湧くワインを造りたいという、広瀬さん親子の熱い気持ちがフツフツと伝わるワインばかりです。
(引用:2023.0701発行 IMADEYA社内報「酣-たけなわ-」)
カンティーナ・ヒロ|Cantina Hiro
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