所在地:千葉県印旛郡酒々井町馬橋106創業:1688年代表銘柄:甲子 Kinoene
日本酒にはやはり「永い、古い、伝統」という言葉がついて回ります。ただ、先祖が造っていた酒を同じように造っていては、300年というこれだけの年月を刻むことはできなかったといいます。飯沼本家では、いち早く設備投資を開始し、酒造りの機械化を推進。無形文化遺産にもなった和食とのペアリングを意識する酒造りへの転換など、業界を引っ張る立ち位置を目指しています。
1995年10月に接客棟として営業を始め、その後、ショップ、ギャラリーを併設する「酒々井まがり家」をオープン。代々飯沼本家の当主が住み継いできた築約300年の「母屋」を、酒と二十四節気料理を提供する「きのえねomoya」としてリノベーション。酒蔵敷地内、芝生広場に面した傾斜地を整備し、キャンプ施設を2023年にグランドオープン。柔軟な発想を持って、日本酒を“楽しむ場“作りにも邁進しており、土日、祝日は予約殺到で地域の人気観光スポットにもなっています。