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ドメーヌ・デ・テンゲイジ
ドメーヌ・デ・テンゲイジ Domaine des tengeiji
所在地:山梨県北杜市明野町小笠原字大内窪3394番271
創業:2016年
世界基準を目指すワイナリー
山梨大学院ワイン科学研究センターの研修で訪れたニュージーランドで最先端のワインづくりに触れ、日本ワインの遅れを痛感した醸造責任者の天花寺弓子さん。ブドウ栽培を学ぶために山梨県に移住した栽培責任者の下川 真史さんと、大阪出身の2人がタッグを組んだワイナリーは、2017年秋、「小さなフランス」になり得る可能性を感じた山梨県北杜市明野にオープンしました。
ブドウ栽培は2014年からスタート。それぞれのブドウの特徴を研究し、30種類ほどの酵母を使い分けたり、樽熟成の場合は必ず新樽を使用したり、随所に散りばめられたこだわりのもと醸造されています。
「日本全体でブドウ産地を盛り上げて、世界のワインと並びたい。海外のワインと同じレンジで考えて欲しい。」と、繊細で軽やかな日本固有品種のマスカット・ベーリーAでフルボディを目指し、お料理とのペアリングでも一目を置かれる注目のワイナリーです。
ナチュラルではなく、サスティナブル
ドメーヌ・ド・テンゲイジではサステイナブル農法を取り入れています。化学肥料は使用せず、ワインの搾り粕を牧場に持っていき、牛に食べてもらってできた堆肥をブドウ畑に還元しています。しかし、ボルドー液と科学農薬はどちらも必要最低限の量を使用することで、健全にブドウを育て上げ、全てのブドウをワインにしています。
適度な農薬を使用することは容易ではなく、豊富な経験で養った「ブドウを診る観察眼」が何よりも大事な農法です。
築き上げた信頼関係が生み出す”ほんまもん”のワイン
移住当初の地元、上ノ山(うえのやま)の農家さんたちは、ブドウを買い叩かれた経験をお持ちでワイナリーに対して良いイメージをお持ちでなかったそう。そんな中、上ノ山ブドウ部会からアドバイスいただいて、ワイン醸造用のマスカット・ベーリーAだけでなく、生食用のピオーネやサニー・ドルチェなども栽培に挑戦することになったのです。醸造用ブドウと生食用ブドウは必要な労力が違い、並行して行うことへのもどかしさ、焦りも…。腐らず、一つ一つ丁寧に向き合ったきたそう。
いくつもの苦難を乗り越え、有難い学びの時間と捉えたお2人が作るブドウは「質がいい」と上ノ山の農家さんたちに認めてもらい、ワイナリー兼農家として、活動の基盤が整いました。
現在は自社畑では白ブドウ品種をメインに、ボルドー品種は信頼できる農家さんにお願いしています。
ラベルが四角で囲まれているのが自社葡萄で醸造したシリーズ。農家さんが作った上ノ山の葡萄シリーズはラベルの上と下にラインが入っており、ラベルの左上にイニシャルが刻まれています。
いろんな農家さんのブドウをなるべく混ぜずに醸造することで、農家さんたちが自分たちのブドウに誇りを持ち、さらにそのブドウで造られるワインも自慢できるような造りを目指す、ドメーヌ・デ・テンゲイジ。
だからこそ農家さんたちは、お2人のためにブドウを作りたくなる。未来に繋がるサイクルを生むこのワインは、努力と信頼関係の結晶です。
ドメーヌ・デ・テンゲイジ
必ずご注文確定までお進みください。