出荷対応:月~土(祝日含む)
浦霞(うらかすみ)│佐浦

佐浦 Saura
所在地:宮城県塩竈市本町2-19
創業:1724年
代表銘柄:浦霞 Urakasumi
南部杜氏の至宝 平野流の精神
300年の歴史を紡ぐ佐浦の酒造りの基礎となっているのは日本三大杜氏の一つ、南部杜氏の酒造り。
吟醸造りの名人と称される平野佐五郎氏が杜氏となり最初に行ったことは、蔵内の徹底的な清掃でした。微生物を扱う酒造りにおいて大前提となる衛生的な環境づくりであることはもちろん、酒造りに真摯に向き合う姿勢を示したのです。
佐五郎氏が極めた低温長期発酵による、ほど良い香りときれいな酒質が特徴の「浦霞」は各種鑑評会で高評価を得て、現在も全国新酒鑑評会の金賞、南部杜氏自醸清酒鑑評会や東北清酒鑑評会の優等賞、さらにはインターナショナル・ワイン・チャレンジや全米日本酒歓評会での受賞など、海外でも実績を重ねています。
中でも全国新酒鑑評会において、浦霞本社蔵は金賞受賞回数が全国でもトップクラスの記録を誇っています。
金賞受賞は「最高品質の酒」を追求する上での一つの重要な指標と考えており、平野流を受け継ぐ蔵として吟醸造りを極めるべく、杜氏以下蔵人たちが熱意を持って取り組んでいます。なんと、2025年現在でも6名もの蔵人が南部杜氏資格を取得しているそう。
きょうかい12号酵母発祥蔵
素晴らしい吟醸造りで名を馳せていた「浦霞」の醪から、1965年に分離された「きょうかい12号酵母」。
12号酵母は発酵が旺盛で、醪の温度管理が難しく泡がどんどん上がってきてタンクから溢れないよう泡消し機が必要な扱いが少し難しい酵母ではあるものの、マスカットやイチゴのような爽やかな香りが特徴で、当時蔵には研究者や各地の酒蔵から杜氏らが続々と見学に訪れたといいます。
ただ時代とともに人々の嗜好も移り変わり、より華やかな香りが好まれるようになり、近年の浦霞商品は主に自社で保有している菌株と宮城県で開発された酵母をメインに使用。12号酵母は全く使用していませんでした。またその理由の一つとして、酸味が出やすくなったからというのがあるそうです。以前は酸味にはネガティブなイメージが一般的でした。
しかし近年の嗜好として、多様化した食文化に合わせやすい酸のある日本酒が人気を博しており、「きょうかい12号酵母」による酒造りを現代に復活させるプロジェクトが立ち上がりました。「きょうかい12号酵母」はやはり浦霞の重要な財産です。
これからは時計の針をモチーフに数字の「12」をあしらった特徴的なデザインで新たな時を歩み始めた「きょうかい12号酵母」を表現する商品群と、看板商品の「浦霞禅」の2本柱で歩みます。
浦霞(うらかすみ)│佐浦
必ずご注文確定までお進みください。
当店では年齢確認、転売防止のため、ご購入時に生年月日のご入力を含む会員登録が必須となります。