11月の「ととのおっと」

「晩秋の静寂。内省的な心に注ぐフレッシュな風。」
深まる秋が終わりを告げ、晩秋の冷たい空気に変わる11月。
日差しは低く、木の葉が舞い落ちる音とともに、季節が本格的な冬支度を始める気配を感じます。
今月お届けするのは、瑞々しいマスカットの香りを纏った、「ブドウのような香りの蒸留酒」。
グラスを近づけると、まるで旬の果実に顔を近づけたようなフレッシュな果実香が。
その奥からは、紅茶やジンジャーの落ち着いたニュアンスが、しっとりとした秋の静けさを思わせるように重なります。
口に含むと、心地よい樽のふくよかさと膨らみに、バームクーヘンを思わせる甘香ばしさが丸みを添え、心まで満たしてくれるようです。
少し水を加えると香りはより華やかに立ち、深まる季節の温かい料理と合わせれば、その実力を存分に発揮してくれます。
コンブチャは、季節限定の「レモンマートル」。
「レモンよりレモンの香りがする」と称される、レモンハーブの女王の芳醇な香りは、澄んだ11月の空気にぴたりと合います。
発酵由来の旨みとほのかな甘みが、冷たい空気の中でこわばりがちな心に、爽やかで優しい光を灯してくれるようです。
秋から冬への季節の狭間は、忙しなさから心がどこか浮足立つもの。
目と鼻の先にある1年の終わりに、内省的になる時季です。
そんな時こそ、香り豊かな蒸留酒で、心を穏やかに保っていきたいです。
<11月の旬の蒸留酒>
「ブドウのような香りの焼酎」
フレッシュで瑞々しいマスカットを思わせる果実香。その後に紅茶やジンジャーの落ち着いた香りが重なり、複層的に広がります。
口に含むと心地よい樽のニュアンスが広がり、南国の果実のふくらみから、バームクーヘンを思わせる甘香ばしさが丸みを添えます。
フルーツ香にわずかにヨーグルトのような乳酸的爽やかさがヒントとしてあります。
少し加水すると香りはより華やかになり、様々な顔が楽しめます。
晩秋から初冬にかけての季節の焼酎として温かい料理と合わせて楽しみたい一本です。
焼酎1:KBT3がオススメ!
レモンマートルの清涼感がマスカットのみずみずしさにマッチし、秋風のようなひんやりと柔らかさを感じる透明感とキレを生み出します。
モヤっとした心に優しく光を灯してくれるかのようです。
加水すれば、蒸留酒にあるわずかなヨーグルトのような乳酸的爽やかさが顔を出し、香りはより華やかに、いろいろな表情を楽しめます。
深まる晩秋の夜、日ごとに冷たさを増す風に、温かな食卓の灯りが恋しくなる頃。
今月の蒸留酒に合わせていいただきたいのは、寒ブリの照り焼きや牡蠣、そして根菜や長芋の煮物といった、晩秋の滋味深い味覚たちです。
蒸留酒の心地よい樽のニュアンスが、濃厚な魚介の旨みを優しく包み込みながら、ほどよい爽やかさが後味を軽やかに整え、次の一口へと誘ってくれます。
土の香りと甘みを持つ根菜料理には、その滋味深い味わいと蒸留酒の複雑な甘みが心からホッと落ち着く味わいの層を生み出します。
華やぎと香ばしさ、そして樽の奥深さ。この蒸留酒は、温かな料理と寄り添ってくれる1本です。
<11月の焼酎蔵>
宮崎県/柳田酒造
柳田酒造
宮崎県都城市早鈴町14-4
麦焼酎『赤鹿毛(あかかげ)』や芋焼酎『千本桜(せんぼんさくら)』を代表銘柄とする宮崎県都城市で最も古い歴史を持つ焼酎蔵。宮崎県の南西端、都城市の清らかで豊富な湧き水や発酵に適した気候にある強みを生かし、麦・芋・米すべての素材にこだわっています。 蔵の代表を務めるのは、元エンジニアで焼酎界のエジソンとも呼ばれている五代目の柳田正さん。自ら蒸留器をカスタマイズして、独自の味わいをつくり出しています。焼酎は素材の変化と仕込み方法によって味と香りのバラエティが無限大に広がる「いきもの」だと考え、素材の誠実さを丁寧に表現している
<11月のコンブチャ>
KBT レモンマートル
季節商品として10月から11月に限定で発売されることになった、KBTの新商品。
葉からレモンよりも強い爽やかな香りがする「レモンハーブの女王」である、レモンマートル。
「レモンよりレモンの香りがする」とも表現される「レモンマートル」の芳醇な香りのハーブティをコンブチャにすることにより、発酵由来の旨みとほのかな甘みをプラスしました。







