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D.O.ビエルソを一躍世界の注目産地へと引き上げた立役者ラウル・ペレス。伝統を重んじつつも自身の直感に従った柔軟なワイン造りにより今や世界で最もエキサイティングなワインメーカーの1人。
こちらは、バルトゥイエとカカベロスの複数区画のブレンド。樹齢25~30年の畑。
洋梨や白桃の瑞々しいアロマに、スイカズラとレモンピールを思わせる心地よい苦味のアクセント。ふくよかでボリュームがあるが、フレッシュな酸とミネラルがワインにシャープさを与えている。【輸入元より】
ローマ時代から長いワイン造りの歴史を誇り、中世にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路が通る地域としてワイン文化が発展したD.O.ビエルソ。カステーリャ・イ・レオンの北西端、ガルシアとの州境の山間部の盆地に位置し、周囲を高い山に囲まれているためスペイン内陸と比べると温暖湿潤な気候が特徴だ。スペインの他のマイナー産地と同じく、長らくワイン造りの近代化から取り残されていた過去を持つが、1989年のD.O.昇格を経て、2000年以降は新進気鋭の生産者達がメンシアから高品質な赤ワインを競うように生産するようになると、一躍世界の注目を集める産地へと成長した。メンシアの品質を一気に押し上げた先駆者としてまず挙げられるのが、”レルミタ”で有名なプリオラートのアルバロ・パラシオスとその甥のリカルド・パラシオス。濃厚なワインが流行していた1990年代後半、ビエルソのポテンシャルに注目した彼らがメンシアで造り上げたフレッシュで繊細な赤ワインは、瞬く間に世界の注目を集めた。そして、もう1人の立役者がバルトゥイエ・デ・アバホ村を拠点とするラウル・ペレスだ。アルバロ・パラシオスのワインに大きな影響を受けた彼は、伝統を重んじつつも自身の直感に従いルールに縛られない柔軟なワイン造りを続け、今や世界で最もエキサイティングなワインメーカーの1人と評されている。
度数 | |
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ワイナリー | ラウル・ペレス |
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産地 |
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