新澤醸造店が誇る技術の粋を集め、精米歩合7％の中取りで丁寧に仕上げた「The invisible gorilla」。その名の通り、圧倒的な透明感と優雅な美しさを兼ね備えた、まさに非凡な味わいです。

「インビジブルゴリラ」という名は、ハーバード大学心理学部で行われた実験に由来しています。白と黒の服を着た6人がボールをパスする動画において、「白い服の人物がボールをパスする回数を数えなさい」という指示に従ってカウントをしていると、黒いゴリラが画面端を横切ります。驚くべきことに、カウントしている半数がそのゴリラの存在に気づかないという実験結果から、人間は視界に入っていても、意識的に見ようとしなければその存在に気づかないことが示されたのです。

新澤醸造店の新澤社長は、常に探求心を持ち、酒造りを研鑽し続けています。しかし、彼の姿勢はあくまで裏方に徹しており、その姿を目にすることは少ないことから、まさに「見えざるゴリラ」としての存在感を放っています。この特別な命名には、「新澤社長の真髄を理解するには、見ようとしなければその価値に気づけない」という深い意味が込められています。

2010年から田圃に入り、稲作に取り組んできた萬乗醸造。また2020年からは、本格的に有機方法にも挑戦しています。そんな萬乗醸造さんからついにリリースとなった、兵庫県黒田庄の自社有機栽培山田錦100%を使用した純米大吟醸酒。 「LEclat du Terroir」は「大地の輝き」を意味し、土地の特性が酒の味わいに大きく影響を及ぼすことを表現しています。「すべては田んぼから」を理念に掲げ、有機農法による稲作を通じて日本酒の新たな可能性を探求した作品です。

栽培地である黒田庄・門柳エリアは、標高が高く日照や風通しが良い環境に恵まれています。有機農法では、化学肥料や農薬に頼らず、自然の力を最大限活用し、土壌の豊かさを維持する取り組みが行われています。その結果、通常よりも粒が大きく重い山田錦が育ち、酒造りに必要な香りや味わいの複雑さを生み出しています。

このお酒の特徴は、滑らかさと奥深いテクスチャー。製造直後には気難しさを感じるものの、熟成に伴いそのポテンシャルが解き放たれます。1年後には豊かな表情を見せ始め、数年後にはさらなる成長を遂げる可能性を秘めています。「醸し人九平次 レクラ・デュ・テロワール ビンテージ2023」は、未来の熟成をも楽しむことができる逸品です。この貴重な1本を楽しめるのはIMADEYAのみです。ぜひ、その奥深い味わいと成長する酒の魅力をお楽しみください。

秋田県南秋田郡五城目町にある、1688年（元禄元年）創業の蔵です。その昔、ビールなども配達する地元の造り酒屋だった福禄寿酒造さん。 しかし経営は困窮を極め、起死回生を図るために日本酒１本でやっていく事を決意。出品酒を意識しながら食の大規模なマーケットである東京でも通用するお酒を目指しました。 そこで生まれた純米酒ブランドが「白いお米と水から成る一番うまい酒」という意味の「一白水成」です。

五城目町酒米研究会の中で、田んぼの管理・米のデータ等をみて一番最適な酒米を選び、醸したのがこの「一白水成Premium」。 落ち着いた吟醸香。口に含み、空気を吸うと綺麗な酸とお米の香りが鼻に抜けてゆき、心地良い余韻が楽しめます。 後味はキレがあり、サッパリしていて辛口。全体的にバランスが良く上品な味わいです。