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推薦者からのコメント

蔵元・生産者

商品情報
蔵の地元、千葉県神崎町「新(しん)地区」で長らく耕作放棄されていた谷津田を、昨年より蔵人たち総出で復田。
この棚田で昨年秋に収穫した在来種「亀の尾」を主原料に、 昔ながらの木桶を用い生もとで仕込まれています。
蔵人が自らの手で切り開き、収穫したお米、蔵内の湧水、蔵に住む菌の働きによる自然発酵で生まれた「墾」は未来への新たな種となり、日本酒の発酵文化と里山の豊かな自然を守り繋ぐ道しるべとなる1本です。【蔵元より】
《より自然に沿って、より手仕事で》
寺田本家では自然発酵の素晴らしさをお伝えしようと、自然酒造りを続けてまいりました。
「自然とは何か」 「発酵とは何だろうか」 と微生物と向き合い考える中で、 自然の美しさに触れるたびに湧きおこるわくわくとした感情に気が付きました。
「自然との一体感」 「感動」 「畏敬の念」
人によって呼び方は違うかもしれませんが、豊かな恵みを与えてくれる自然への感謝と報恩を胸に 「自然酒の奥深い世界へ、さらに分け入ろう」と思うようになりました。
そこで、より自然に沿って、より手仕事で、特定名称酒という枠を超え、私たちにできることを全て注いだ「自然酒のフラッグシップ」といえるようなお酒を醸すことにいたしました。
―まずは、米作りから。
灌木が生えるような、長年耕作放棄地だった谷津田を蔵人たちの手で復田しました。復田すると里山の自然は豊かに再生します。
猛禽類の渡り鳥サシバやホタルといった里山の生き物が息づく山林に囲まれた環境で、雨水と山水のみを使い、かつて千葉でも育てられていた在来種の米を育てました。
―次に、酒造り。
昔ながらの道具を使い、蓋麹やもと摺り、木桶仕込み、槽搾りといった方法で、時間をかけて蔵の微生物と向き合いました。
酒造りの時は唄を唄い、楽しい気持ちを響き合わせて仕込んでいます。
蔵では微生物が幸わい、それぞれの役割を果たした菌たちが生命のバトンを次へと渡します。
―そして、製品作り。
私たちが造るお酒のように、一本一本に微差のあるデザインになっています。
ラベルの手漉き和紙には、寺田本家の木桶の材となる山武杉の皮と自家田の亀の尾の稲を漉き込み、中央は谷津田の土で作ったインクで染めました。
包装紙は、ビンを包む杉の木を模した形から、封を解くと蓮の葉のような円形になります。張りのあるクラフト紙へ丹念に折りを入れることで形造られます。
内側には「墾」ができるまでの一年の営みを二十四節気で表現しています。
美しい風景と生命のめぐりの中で生まれた「墾」は、私たちの旅の現在地を教えてくれます。
「墾」が、自然酒という世界をさらに拓き、新たな芽を生む種となり、次の世代に繋いでくれることを願います。
私たちのこの想いが皆様にとどきますように。
私たちは、これからも日本の伝統文化を守り、自然に寄り添い、微生物に学びながら「百薬の長」たる本物の酒造りを目指して、蔵人一同、精進いたします。
~嬉しき・楽しき・有難き~
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