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蔵元・生産者

商品情報

浪江町の花「コスモス」より分離した酵母で醸したお酒！
独特な華やかな香り。酸が特徴的で、酸が立っていますがスッとキレイに抜けていき、今までにない香りと味わいを感じられます。抜栓後、酸の変化も楽しめます。
甘みの出方も上品で、コスモスを連想させてくれる味わいに仕上がっています！ぜひお楽しみください！【蔵元より】

震災前、コスモスは町の花ということもあり、町内のありとあらゆる所に植えられ、秋になると一斉に咲き誇っておりましたが、震災後、除染という目的で地表が全て削り取られ、一切その可憐な姿が見られなくなってしまいました。ですが、警戒区域が一部で解除し始めて人の往来が始まってからは徐々にではありますが、ぽつぽつと見られるようになって参りました。分かりやすい形で浪江町のシンボル的なものを造りたいと考えた時に、米と水はもちろんですが、酵母も!という強い思いから、浪江町の花「コスモス」より酵母を分離しそれでお酒を造るプロジェクトがスタートいたしました。

コスモスが満開のタイミングで花を採集し、そこから酵母を分離することになるのですが、まずそこに酵母がいること自体確率が低く、仮に酵母が存在していたとしてもそれがきちんと発酵し、更に品質がいいものになるかは気の遠くなる程の天文学的な数字になるところですので、2~3年を要するものと覚悟をしておりました。が、本当に運よく酵母が見つかり、更に発酵特性もクリアし、小仕込み試験も通ったものが、2株も分離することができました。実際の仕込みは未知数でしたので、分離された2株をそれぞれで仕込み、細心の注意を払いモロミ管理にあたり、今回ようやく製品化に辿り着いたという経緯になります。

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