出荷対応:月~土(祝日含む)
推薦者からのコメント

商品情報
【輸入元より】
植樹されたのは1983年と、温暖化がはじまる以前、この地域で赤ワインが珍しかった頃のこと。近年の温暖化で、赤ワインの質はどこも向上しているが、この地の冷涼さが繊細で複雑な個性に寄与している。
グラーフ・ツヴァイゲルトと同じ畑で樹齢も同じだが、こちらは粘土質の重く石の少ない土壌の区画で、樹勢が強く果粒が大きく収量が多いため、素直な味わいのワインとなる。醸造手法は同じ。【ゼップ・ムスター】
醸造所は急斜面のぶどう畑と森に囲まれた丘の上にある。斜面の下に向かって並ぶ、栗材の支柱の間の約18mの高さに渡された、一本の針金からぶどうの枝葉がわさわさと垂れ下がる独特の仕立て方で、年間降水量約1000mmを超えるこの地方に向いた伝統的な栽培手法だと、オーナーのセップ・ムスターは言う。
彼の両親が約300年前からそこにあった、約10haのぶどう畑と建物を購入したのは1978年のこと。クロスター・ノイブルクの醸造学校を卒業した1990年から実家で働き始めたムスターは、1994年に自動車事故で生死の境をさまよう体験をして人生観が変わった。生きることの意味を考えるようになり、1998年に休暇で妻とともに訪れたインドで、ニュージーランド出身のビオディナミのコンサルタント、ペーター・プロクターのセミナーに参加して感銘をうけ、2003年にデメターに加盟した。
そして醸造も2003年産から樽熟成期間を20~24ヵ月に伸ばし、ワインが自然に調和に至るまで見守るようになった。亜硫酸無添加で発酵・熟成の微生物的プロセスを完了するために、健全で生命力に富んだぶどうを収穫することが何よりも大切なのだという。圧搾後の清澄も瓶詰め前のフィルターがけもおこなわない。果汁から何かを取り去ることは、ワインの調和を乱すからだ。亜硫酸は添加しないことが多い。栽培品種はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ブラウフレンキッシュ。
土壌は主にオポーク。美味しいかどうかよりも、飲んだ人の昔の記憶が蘇えるようなワインを目指しているという。
各キュヴェはそれぞれの、畑の個性、ブドウや醸造の特徴毎の名前を関する。
オーポク:この地域特有の石灰と粘土シルトで、このワイナリーの土壌は基本的にはオーポク土壌に属する。樹齢の若いブドウが使用される。
グラーフ:「伯爵」を意味するドイツ語で、セップがワインを造り始めた当初から使われている、ワイン名。オーポクシリーズより、樹齢が高いゆえの気品を持ち合わせる。
スガミネック:斜面の上の方の畑で、粘土層も薄く、石の多い純粋なオーポクの区画。樹齢も高く、葉の茂る時期になると、土壌の違いは一目瞭然で、スガミネックの畑の葉はより明るい色をしている。
ヴィンテージ | 2017 |
---|---|
度数 | |
ワイナリー | マリア・ウント・セップ・ムスター |
配送方法 | この商品を含むご注文はクール便でお届けします。 |
産地 | オーストリア ズュートシュタイヤーマルク ロイトシャッハ |
レビュー <% reviews.length %>件
ログインが必要です
「わかる」を押すにはログインが必要です。
ログインページに移動しますか?
当店では年齢確認、転売防止のため、ご購入時に生年月日のご入力を含む会員登録が必須となります。