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熊本に伝わる「赤酒」文化を世界へ
1902年、熊本県玉名郡和水町に創業した「花の香酒造」。
「くまもとの酒として愛され続ける」をコンセプトに県内限定で販売されている「花の香」。
「土着の哲学「産土」から"ここにしかない味"を醸す」をコンセプトに誕生した「産土」。
それぞれ多くのファンに愛されています。
そんな花の香酒造より、肥後の御国酒である「赤酒」を後世に語り継ぐ、新しい挑戦が始まりました。
赤酒とは
お祝い酒や御神酒、お屠蘇(おとそ)として熊本で長く愛されてきた、いわば「ハレの日のお酒」。
その他、としても重宝されています。
その歴史は長く、遡るほど400年以上前、安土桃山時代から江戸時代にかけ、肥後の国(現代の熊本県)を治めていた細川家により「肥後の御国酒」と保護され熊本で大切に受け継がれてきたお酒です。
そんな赤酒文化を再興させたい、そして熊本のみならず日本全国に、そして世界に届けたい。
徹底的に味わいを追求し、構想に3年を費やした「赤酒」がリリースされます。
日本酒の源流である「灰持酒」の伝統製法に習い、今回花の香酒造が用いる原料は「お米と木灰」のみ。
そして木桶仕込みで丁寧に細心の注意を払いながら醸しました。
「木灰」は酸を和らげ保存性を高めるために赤酒には必ず使用されています。
それゆえ、やや赤みがかった色調の液体になるのです。
元禄時代までの酒宴は甘く濃厚なお酒を少しずつ美味しく嗜むのが慣わしで、赤酒は甘みが強く旨味があるもの、趣味で飲む貴重で高貴な酒でした。
かつて、加藤家から豊臣家へ献上されていた本来の赤酒は、とても貴重で高貴な日本酒でした。
このような背景から、年末年始の贈り物やお正月のお屠蘇用としてもおすすめです。
お食事と活きる
また、赤酒はペアリングはもちろん、お料理にも活きるお酒です。
赤酒の微アルカリ性と豊富なアミノ酸が料理にもたらす素晴らしい効能があるのです。
・煮ても肉や魚の身がしまりにくい、野菜の色がキレイに仕上がる。
・味がスッキリとキレがあり、みりんの良さと酒の良さ両方を持ち併せている。
・赤酒を煮込んでタレとして鰻や鮨などに塗っても美味しい。
氷を落としてお食事と合わせたり、デザートワインのようにチーズやドライフルーツと合わせたり。
濃厚なバニラアイスにかけても絶品です。
和食、中華、フレンチなど、様々なお食事のシーンで活躍します。
「いいお酒とはなにかを考え続けた結果、その土地の文化や歴史を表現したお酒だ」
と語る花の香酒造が長い年月をかけて生み出した「赤酒」。
ぜひ、お試し下さい。
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