伝説のエノロゴがキャリアの晩年に情熱を注いだワイナリー イタリアで最も権威のあるワインアワード『オスカー・デル・ヴィーノ 2015』で、38万ワイナリーの中から最優秀賞を受賞した造り手「サンターディ」。 イタリアの20州のなかで3番目の大きさを誇る、地中海に浮かぶ美しい島サルディーニャ島にこのワイナリーは位置します。 ここには手つかずの自然が多く残ることから、世界中のセレブリティが集まる世界屈指のリゾート地となっています。 海を隔てて目と鼻の先にフランス、スペイン、アフリカ大陸があることから、 長い歴史の間に様々な民族の支配下に置かれ、イタリア本土とは大きく異なる独特な文化を発展させてきたため、 それがサルディーニャ島で造られるワインにも大きな影響を与えています。 中でも今回ご紹介するのは、南西部にある「スルチス」という沿岸地域に居を構える、 サルデーニャワインの歴史を変えた偉大なカンティーナ、サンターディ。 そこで醸造家を努めた故ジャコモ・タキス氏は、 80年代くらいまでは島の外に出ることがほとんどなかったサルデーニャのワインを世界中で高く評価されるように発展させた立役者です。 タキス氏といえば、サッシカイア、ティニャネロ、ソライア等のスーパータスカンと呼ばれる偉大なイタリアワインを生み出し、安い地元酒ばかりという様相だったイタリアを「フランスに劣らないプレミアムワイン産地」として地位を向上させた、まさに「イタリア・ワイン・ルネサンスの父」と称される伝説のエノロゴとも言えます。 そして、数々の世界的イタリア・プレミアムワインを世に送り出し続けたタキス氏が、1980年中盤、キャリアの晩年に情熱を注いだのがサンターディです。