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イタリア
世界三大生産国の1つ!
ワインで巡るイタリア特集
さかのぼること紀元前約2000年前からの歴史があるイタリアワイン。
ギリシア人から持ち込まれたとされているブドウ品種は今日でも栽培されており、その数は何と2,000種を超えると言われています。
また、未知で神秘的な民族であるエトルリア人により本格的な栽培や醸造技術が持ち込まれました。
その後もローマ時代の偉大なる詩人や美食家、軍人もこぞって絶賛し、中世には修道院によってワイン文化が形成されていったなど、
イタリアワインは長い時間の中、脈々と現代まで受け継がれてきました。
そのイタリアワインの魅力や歴史を徹底解剖!
イタリア全土を巡りながらワインを知り、イタリアワインのファンになりましょう!
イタリアの特徴とは?
北側をアルプス山脈に守られ、残り三方を地中海に囲まれたイタリアは、温暖な気象で日照にも恵まれており、
ブドウの生育期間にはほとんど雨が降らないという、まさにブドウ栽培には理想的な環境です。
古代からワイン造りが盛んで、古代ギリシア人が「エノトリア・テルス(ワインの大地)」と讃えたことはよく知られています。
イタリアワインの特徴はずばり「多様性」と「土着品種」。
南北に長い国土の地形は変化に富み、山岳、丘陵地帯が多いために標高、傾斜なども異なります。
気候、土壌も多様で、栽培されているブドウ品種や栽培方法も地方ごとに違うこともイタリアワインの面白いポイント。
これは1861年まで統一国家ではなかったため、各地方の文化・歴史が大きく異なっていたことで、
ワインに対する感受性やアプローチの違いとして表れているからです。
また、土着品種は2,000品種以上。世界で最も豊かなブドウの遺伝的資源を持つ国です。
政府公認ブドウ品種のうち、栽培面積の大きいものは、黒ブドウだとサンジョヴェーゼ、モンテプルチャーノ、メルロー、
白ブドウだと、プロセッコ人気の影響からグレラがトップ、続いてピノ・グリージョ、カタラット・ビアンコ・コムーネ、
トレッビアーノ・トスカーノ、そしてシャルドネがあります。
イタリアワインに迷ったらとりあえずこの3本!
トスカーナ
テヌータ・サン・グイド グイダルベルト 2021
¥ 8,800 (税込)
イタリアを代表するスーパータスカン、サッシカイアの3rd的位置付けのワイン。
イタリアワインの代表格といえます。
トスカーナ
テヌータ・ディ・トリノーロ カンポ・ディ・マニャコスタ 2021
¥ 23,650 (税込)
エネルギッシュさとやさしさを兼ねそれた味わいは惚れてしまうこと間違いなし。
徹底したつ造りによって生まれた、ブレのない完璧なワインです。
トスカーナ
カ・マルカンダ プロミス 2021
¥ 7,700 (税込)
メルロを主体に、シラー、サンジョヴェーゼを加えた珍しいブレンドで、濃縮感と甘みのある果実味が際立つ、厚みのある味わいです。
北イタリア
ピエモンテ
パオロ・スカヴィーノ ドルチェット・ダルバ 2022
¥ 2,970 (税込)
イタリア赤ワインの象徴とも言えるバローロに大きな革新をもたらし「新しいバローロ」を造り上げた偉大な生産者による、凝縮した果実味となめらかなタンニンを持つワイン。
エミリア・ロマーニャ
リオ・ロッカ ニュー・プレイヤー・イン・タウン 2021
¥ 2,420 (税込)
ヨーグルトスカッチのような懐かしい甘酸っぱさのあるキュンと来る味わいのフリッツァンテで、 楽しく気軽に飲むのに最適な1本。
中部イタリア
ヴェネト
アンセルミ サン・ヴィンチェンツオ 2022
¥ 3,080 (税込)
パイナップルや蜜入り林檎などを思わせる黄色い果実の豊かな香り、かすかにハーブのニュアンスと、
切れの良い爽やかな酸とミネラルが豊富に感じられます。
余韻が長く、芳醇な果実味が豊かなバランスの良い味わいです。
ウンブリア
ビジ エスト! エスト! エスト!
¥ 2,090 (税込)
このワインを知らなければイタリアは語れない!というほど定番の1本。
このワインの美味しさは、12世紀のローマ時代でも有名なほどです。
マルケ
モンカロ マルケ トレッビアーノ マグナムボトル
¥ 1,980 (税込)
マルケ州で最も有名なワイナリーによる1本。価格が驚くほどリーズナブルなのに実力は抜群。 イタリア白の代表品種トレッビアーノを使用した、花のような香りの柔らかい飲み口のワインです。
南部イタリア
島部イタリア
シチリア
ラムーラ オーガニック・ビアンコ
¥ 1,408 (税込)
ブドウの自然のままの味わいを健全に楽しめる1本。
シトラスやトロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香り。
バランスの良い辛口のカジュアルに楽しめる白ワインです。
シチリア
ルナガイア ネロ・ダーヴォラ キアラモンテージ 2020
¥ 2,310 (税込)
海のテロワールとシチリアの太陽の光を浴びた果実の香りでエネルギーみなぎる1本。
シチリアらしい鮮やかなテクスチャーです。
サルディーニャ
サンターディ ヴィッラ・ソライス ヴェルメンティーノ・ディ・サルディーニャ 2022
¥ 3,080 (税込)
暖かく乾燥した地中海気候のエリアにありながら、島の南を流れる寒流から吹きつける冷たい風により、 涼しさが保たれるスルチスの特殊なテロワールが生み出された1本。
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イタリアをもっと深堀り!
1.歴史
イタリアでは、原始的なワイン造りはすでに紀元前2000年前から始まっており、
大プリニウスの「博物誌」にもブドウ、ワインの詳細な記述が残っています。
それが具体的にどのようなワインであったかは想像に頼るしかないですが、
どちらにせよ、今とは全く異なるもので、甘口のものが多く、スパイスやハーブ、蜂蜜に松脂、海水などを加えて
飲まれることが多かったとされています。
その後中世へと歴史は進みますが、中世のワイン文化を支えたのが修道院です。
中世の知識と技術の独占をしていた修道院では徐々に高品質のワインが造られるようになり、
信仰と薬用を中心に消費されていました。
中世も末期になると経済も発展し、ワインが庶民レベルにも普及。
品質はともかくワインを飲む習慣が根付き、ワインは食事の一部と考えられるようになりました。
1716年には、トスカーナ大広コジモ3世がキャンティやカルミニャーノといった原産地呼称制度の線引きを最初に行い、
これらの産地のワインがこの時代にすでに高く評価されていたことが分かります。
また、1861年にイタリア統一を遂げ、イタリアワイン界にも品質向上の動きが出てきます。
それからは第一次世界大戦などイタリアワインにとって苦難の時代が訪れましたが、
世界に通用する高品質ワインを生産しようと、アンティノーリ、ガイアを代表とする意欲的な生産者が増えていきました。
そして、彼らが自発的に進めたワインの近代化は、“イタリアワイン・ルネッサンス”と呼ばれる動きに変わっていきました。
今から約50年前という比較的最近に起きたこの動きは、世界的なワイン史からみても珍しく面白い出来事であります。
1980年代からは、フランスの最先端の栽培方法、近代的醸造技術、外国品種の導入により、従来の伝統を破った革新的ワインが次々とリリースされ、
世界からの注目を集めます。
現在は急速だったイタリアワイン・ルネッサンスの反動から、固有品種や伝統的栽培、醸造の見直しが行われており、
試行錯誤しながら、各土地に適したその土地でしか造ることのできないワインが増えています。
2.気候風土
イタリアは北緯35°から47°の間と、かなり北に位置していますが、
北大西洋海流の影響によりかなり温暖な気候となっています。
北にそそり立つアルプス山脈が北からの冷たい風を防ぎ、アフリカからの熱い風が南から吹くことも
気候をより温暖なものにしています。
半島部は典型的な地中海性気候で、雨は春や秋に集中しているため、ブドウの生育期は乾燥しています。
南北に長いイタリアは、非常に多様な気候が存在しているのです。
イタリアの土壌の最大の特徴はイタリア半島の真ん中をアペニン山脈が貫いていることで、
東のアドリア海側と西のティレニア海側の気候が全く異なっています。
また、最大で240kmと東西の幅が狭いイタリア半島の真ん中に山脈があることにより、
地形は海から平野、そしてすぐに丘陵地帯、山岳地帯と目まぐるしく変化します。
このことから、狭い範囲に非常に多様なテロワールが生まれます。
また、イタリアは火山性土壌が多いのも特徴的で、
フランチャコルタなどの氷河湖の南には氷堆石が広がっています。
3.土着品種
他のワイン産出国と比べても、イタリアが誇る土着品種の数は群を抜きます。
その理由は、ブドウ栽培の歴史が圧倒的に長く、また、イタリアの各地方の歴史的背景が大きく異なるからです。
さらには、南北に長く山から海までの距離が短い国土であるため、狭い中に多彩な自然環境が見られることもあげられます。
しかし、長い歴史を持つ土着品種ですが、注目されるようになったのは最近のことです。
1980年代に起こったイタリアブームが去り、全世界的なおいしさを追求したワイン造りでなく、
イタリアらしいイタリアのワインを造ることを追求することとなり、そこで再発見されたのが土着品種でした。
イタリアの生産者が土着品種に力を注いだことで、隠されていたポテンシャルが発掘され、今のイタリアワインのアイデンティティを形成したのです。
イタリアの固有財産であり、最も特徴的な土着品種という観点からイタリアワインを見てみると、新しい世界が広がります。
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