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チリ
本当に美味しいチリワインの世界
ギャップがスゴイ!進化が止まらないチリワイン。
素晴らしい天候(=Weather)、コロンビア、コスタリカと並び“南米3C”と称される綺麗な女性たち(=Women) がいて、
美味しいブドウ酒(=Wine)の産地に恵まれていることから「3Wの国」と称されているチリ。
チリワインといえば「安ウマで果実味たっぷりなワイン」というイメージがありますが、
“冷涼&ミネラル”なファインワイン生産国として今や世界中から注目されています。
奇跡のような自然環境に守られ、天空で育ったブドウで造られたワインには神秘さが宿ります。
チリワインは飲まなきゃ損、いや飲んだら大ファンになること間違いなし!
チリってこんな国!
ブドウたちにとって最高の環境!
東京~シンガポールくらいまでの距離に相当するほど南北に長いチリの国土は、ブドウ栽培にうってつけの自然環境をもたらします。
東側をアンデス山脈、太平洋側に海岸産地が走り、2つの山脈の中間部セントラル・ヴァレーが平地となっています。
冬の数カ月だけ雨が降り、晩春から夏の終わりまでは乾燥した気候に。
典型的な地中海性気候で、最も暑い月の日中の気温は30℃に達し、夜になると夏でもかなり涼しく、昼夜の気温差も大きいです。
そのためブドウ栽培にとってうってつけの自然環境に恵まれているチリ!
特に中央部では古くからブドウはもとより様々な果樹栽培が盛んで、アメリカの大手食品企業の果汁工場が軒を並べるほどなのです!
ブドウの大敵・フォロキセラ被害が少ない!
ブドウの発芽から収穫までの生育期間を通じて乾燥状態が続くため、ボトリティスやベト病など菌類の病気にかからないこともチリのブドウ栽培の特徴です。
また、19世紀に世界中のブドウを壊滅させたフィロキセラの被害からも、チリはその脅威から逃れてきたことも驚き。
フィロキセラの被害以降、世界では接ぎ木を使ったブドウ栽培が定着しつつありますが、
チリではブドウを接ぎ木ではなく自根で育てているため、チリのワインは貴重なワインなのです。
山脈や海という自然の要塞に囲まれているという自然的要因と、チリの農業省農牧庁の非常に厳しい検疫とウイルス・チェックによって、
ブドウたちは安全にスクスクと育ち、美味しいチリワインが造られています。
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ベティッグ
チリファインワインの歴史にいくつもの偉業を残してきた天才醸造家であるフランシスコ・ベティッグ氏によるワイナリー。
2011年、2017年~2021年の計4回チリ最優秀醸造家に選ばれており、何度もボルドー5代シャトーやオーパスワンに勝利してきた、チリのNO.1醸造家です。
べティッグのブドウはフレンチクレーンのみを植栽しており、除草剤を一切使用しないワインづくりを行っています。
チリの最南端に位置するマジェコ・ヴァレイにワイナリーがあり、南極からの冷たい風が吹くかなり冷涼な気候の中で育ったピノ・ノワールやシャルドネからは、
エレガントで冷涼感ほとばしるタンニンが宿った、ブルゴーニュ好きをも唸らせるファインワインが生まれます。
まさにポストブルゴーニュワインと言っても過言でありません。
ドメーヌ・デ・グラス
オーナー自らの名前「グラス」を冠し、その威信にかけて比類なきテロワールの個性で勝負するトップ・ドメーヌ。
創業からわずか9年でチリワイナリー数百社の中でNO.1を勝ち取った栄誉あるワイナリーです。
フランス銘醸地と同じ土壌、そしてより冷涼な気候を持つ極上の地に畑を持ち、
チリ最高峰のテロワールを余すことなく表現するファインワイン造りを日々追求しています。
フランスやカリフォルニアの著名高級ワインに何度も勝利し、世界の著名なエアラインでも採用されるなど、世界から認められるたしかな実力を持つチリ最高峰のワイナリーです。
チリの主要産地
チリのブドウ栽培地は大きく分けると北部・中央部・南部の3つに分けられます。
南北の長さだけだと東京~シンガポールくらいまでの距離がある一方、
東西であれば最短で車で約2時間くらいの距離という独特な地形をしているため、
チリのワイン産地の気候条件や土壌にはそれぞれ大きな違いがあることがおもしろいポイントです。
北部
D.O コキンボ
緯度が低く日照は強いですが、アンデス山脈が太平洋側に突き出しており東西の幅が狭いため冷たい海風が吹き抜けます。
かつては生食用ブドウの栽培地でしたが、近年では冷涼地を求める栽培者が押し寄せ、
ソーヴィニョン・ブランやシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーなどの畑が急増中。
サブリージョンには、海岸が近く冷涼なD.Oリマリ・ヴァレー、D.Oエルキ・ヴァレー、
500kmに及ぶ広大な土地であるD.Oチョアバ・ヴァレーがあります。
D.O アコンカグア
サブリージョンにはD.O.アコンカグア・ヴァレー、D.O.カサブランカ・ヴァレー、D.O.サンアントニオ・ヴァレー、D.O.マルガマルガ・ヴァレーの4つがあります。
最も北にあるD.O.アコンカグア・ヴァレーは、優れた日照量由来のしっかりした味わいのカベルネ・ソーヴィニヨンやカルメネール、シラーなどの赤ワインが人気です。
一方、D.O.カサブランカ・ヴァレー、D.O.サンアントニオ・ヴァレーからは、冷涼な気候を生かした繊細な味わいのソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールが生み出されています。
中央部
D.O セントラル・ヴァレー
チリのブドウ栽培の始まりの地であり、広大なブドウ産地であるD.O セントラル・ヴァレー。
伝統的にはボルドー品種とパイスが栽培されてきましたが、最近では風土の特徴に合わせた新品種の栽培が盛んです。
サブリージョンは、D.O.マイポ・ヴァレー、D.O.ラペル・ヴァレー、D.O.カチャボアル・ヴァレー、
コルチャグア・ヴァレー、D.O.クリコ・ヴァレー、D.O.マウレ・ヴァレーがあり、広大であることが分かります。
マイポ・ヴァレーはカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培が盛んで、アルマヴィーヴァを生むプエンテ・アルトなど有名な畑が数多く存在しており、
また、マウレ・ヴァレーはチリ最大のブドウ産地で、近年では「VIGNO」というカウケネス産の古樹のカリニャンが注目を集めています。
南部
D.O サウス
もともとは国内消費用にパイスが栽培されてきましたが、樹齢が長くなり房数の減ったパイス、サンソー、モスカテルが輸出市場から注目されています。
今では若い醸造家や大手ワイナリーの参入により醸造方法が改善され品質も向上中。
D.O.イタタ・ヴァレー、D.O.ビオビオ・ヴァレー、D.O.マジェコ・ヴァレーの3つのサブリージョンで構成されています。
新しい栽培地であるD.O.マジェコ・ヴァレーでは、冷涼湿潤な気候に注目してシャルドネを新植し、フレッシュで複雑味のあるワインが誕生しています。
チリワインならこの品種!
ソーヴィニョン・ブラン
白ワイン用ブドウ品種の中でチリで1位の栽培面積を占めているソーヴィニヨン・ブラン。
チリのソーヴィニヨン・ブランの多くは、暖かい気温と恵まれた日照量によりパッションフルーツのような南国の果実の香りが感じられるのが特徴です。
一方、チリ随一のソーヴィニヨン・ブランの銘醸地と称されるレイダ・ヴァレーからは、冷涼な気候を生かした、爽やかな味わいのワインが生み出されています。
シャルドネ
栽培する土地によって、味わいが変幻自在に変わるシャルドネがチリで育つと、
白桃やパイナップル、トロピカルフルーツなどの果実味豊かなスタイルに仕上がります。
チリのシャルドネの生産量は、白ブドウ品種の中で第2位。
チリの独特なテロワールを活かしたブドウ栽培が盛んです。
カベルネ・ソーヴィニョン
チリで栽培されているブドウ品種のうち30%を占めているカベルネ・ソーヴィニョン。
マイポ・ヴァレーが主産地で、アンデスの麓の斜面に位置する畑が有名です。
特にマイポ川北岸のプエンテ・アルトからはチリを代表する赤ワインが生産されています。
カルメネール
ボルドー品種でありながらもボルドーでは栽培が途絶えたカルメネールが、チリでは生き続けていました!
この品種が生き続けられたのは、チリの最高な気候のおかげ。
ただ、チリでは長らくメルローだと思われており、発見されたのは1994年の11月のことでした。
「深紅色の」という意味であるカルミンが語源となっており、カルメネールの特徴は色調の濃さにあります。
早摘みであれば青い香りが、しっかりと成熟したブドウであればコーヒーやチョコレートのような香りがあり、
口に含むと柔らかくて丸いタンニンと凝縮感のある果実味が感じられます。
ピノ・ノワール
チリではピノ・ノワールも着実に栽培面積を広げており、新しい冷涼地をひらくと、
ソーヴィニョン・ブランやシャルドネとともにピノ・ノワールも必ず植えられています。
チリのピノは味わいは軽快でも色調は濃く、アロマの強さが特徴です。
ピノ・ノワールはブルゴーニュのような海から遠く離れた内陸の畑で栽培されてきたブドウですが、
チリでは、海風と海霧の影響を強く受けているため、風味にも塩味とミネラル感が宿っています。
パイス
チリのブドウ畑はパイスと共に歩んできましたが、20世紀半ばから栽培面積は減少しました。
しかし、南部の栽培地には零細なパイスの栽培農家が多く、行政がいくつかのワイナリーにパイスの再生策を委託した結果、
パイスで造った素晴らしいスパーリングワインや軽快な赤ワインが誕生しています。
カリニャン
栽培面積は極僅かながら、今大注目の品種であるカリニャン。
1939年イタタ・ヴァレーの大地震で壊滅したパイス種に代わってフランスのラングドックから導入されました。
特にマウレ・ヴァレー産、樹齢30年以上、ドライ・ファーミングで株仕立て、24カ月以上熟成といった条件を満たすものは、
共通のロゴマーク「VIGNO」を表示して販売されており、注目を集めています。
必ずご注文確定までお進みください。