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自然の“いのち”が宿るサステナブル日本酒特集
自然の“いのち”が宿るサステナブル日本酒特集
自然から農家、農家から造り手、そして造り手から飲み手のもとへ自然の“いのち”を繋ぐ日本酒。
手間暇かけて育てた無農薬・低農薬のお米とその土地で生きる酵母を使用し、
造り手が丹精を込めて醸した一滴一滴には、造り手の愛情と大自然の恵みがそそぎ込まれています。
そんな五臓六腑に染みわたる生命力溢れるサステナブルな日本酒を、
日本の豊かな自然、そして日本酒造りに携わる造り手たちに想いを馳せながらお楽しみください。
サステナブルな日本酒とは?
最近では、環境への配慮やSDGsの観点から、サステナビリティ(持続可能性)がますます重要視されています。
その波は日本酒業界も例外ではなく、製造段階において環境にやさしい造りをしながら日本酒造りを行う蔵元が増えてきています。
その中でも特に、栽培段階から直接的に自然環境に関わる酒米選びが非常に重要です。
見分けるポイントとして、その酒米が「無農薬米」なのか「有機栽培米」なのか、そして「特別栽培米」なのかに注目しましょう。
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無農薬米:
その名の通り無農薬で造られたお米をイメージしますが、「無農薬」を名乗るにはお米を栽培する田んぼに残留農薬がないことが必要です。
長い時間をかけ農薬を使わず自然の力だけで田んぼををおこし、お米を栽培していきます。
そのため、無農薬米を使用している蔵元は日本国内を見ても非常に少ないのです。
無農薬を使用している蔵元といえば、仁井田本家や寺田本家があげられます。 -
有機栽培米:
有機栽培米は、農薬や化学肥料に頼らず、水田が本来もっている生産力を引き出して栽培された酒米をさします。
日本では、2000年に農林水産省が有機JAS規格を導入しましたが、有機JAS規格と認定されるには第三者の認定が必要となります。
有機酒類の認定資格を取得した上川大雪酒造「緑丘蔵」があげられます。 -
特別栽培米:
特別栽培米とは、酒蔵が米農家直接依頼し、肥料を少なくして栽培された酒米をさします。
特別栽培米といえば、義侠を醸す山忠本家があげられます。
注目のサステナブル造り手3蔵
1.仁井田本家/福島県
醸すのは、自然栽培米生もと純米酒のみ。創業300年を超える“しぜん”派酒蔵
福島県郡山市に蔵をかまえる仁井田本家。18代蔵元の仁井田穏彦さんを筆頭に、生き生きとした緑が輝く田んぼに囲まれ、トンボやカエルなどの生き物も共存する自然豊かな土地で酒造りを行っています。
仁井田本家が醸すのは、生もと仕込みの純米酒のみ。農薬も肥料も使わない有機栽培米を使用し、代表銘柄である「にいだしぜんしゅ」は、蔵に棲まう蔵付きの天然酵母で造られています。
2009年には次の世代のために米の自然栽培に力を入れ、田んぼを守る活動をしようと農業法人を設立し、有機栽培米JASに認定されました。2019年には自然米使用100%、純米酒100%を達成することに。また、東日本大震災により福島県内で有機栽培を行う農家が風評被害を受けていることに心を痛め、仁井田本家で買い取りそのお米を使った日本酒造りに取り組んでいます。
農薬や化学肥料を使わず、地元のお米で醸すことは地域と環境を守ることに直結します。
「日本の田んぼを守る」ことをモットーに、自給自足の蔵を目指す仁井田本家の日本酒で福島の自然を感じ、日本の農家を守ることに繋げませんか?
仁井田本家
にいだしぜんしゅ 純米 ごさん
¥ 1,999 (税込)
にいだしぜんしゅ純米原酒の別誂え!このお酒のタンクだけ突然変異的に酸度が5.0となったため、今回限りのお酒として瓶詰めされています!
酵母無添加蔵付酵母仕込みだからこそ生まれた味わいをぜひお楽しみください。
仁井田本家
にいだしぜんしゅ 純米吟醸
¥ 1,870 (税込)
「しぜんしゅ」ブランドは全て正統派の生もと造りに加え、蔵独自の汲み出し四段仕込みを行ったお酒。
どんなお料理にも寄り添い、飲み飽きしない、自然が育てた滋味溢れるお酒です。
2.寺田本家/千葉県
効率化される世の中で何を遺すのか。菌の世界・寺田本家
創業1657年、寺田本家が目指すのは生命力の有る「百薬の長」。生命のエネルギーを生かした無添加、無農薬のお酒です。 世界中のナチュラルワインラバーから愛されている寺田本家の日本酒は世界一のレストランとも呼ばれるnomaで採用されるなど、寺田本家独自の強烈な個性が今評価されています。
寺田本家の自然酒造りがスタートしたのは先代の故・寺田啓佐さんの病気体験から。それをきっかけに添加物だらけの日本酒造りを見直し「五人娘」が生み出され、先代の遺志を24代目当主・寺田優さんが引き継ぎ今もなお日本酒を醸しています。
使用米には全て無農薬、美山錦、雪化粧、千葉錦、コシヒカリなど昔のお米である在来種を用い、仕込み水には森からの水を井戸から汲み上げて使用しています。
しかし、寺田本家が他の蔵元とは一線を画す点は「雑菌歓迎、ブレがあって良い」という酒造りの姿勢です。通常の酒造りでは、必要な菌のみを使用するために徹底的な管理が重要ですが、 寺田本家では、さまざまな菌が動き、働きます。自然酒だから、“菌の多様性を活かし自然に働かせたい、生まれる味のブレも大切にする。”そういった自由な酒造りが寺田本家の独創的な味の酒を生み出すのです。
自然界には「良い菌」「悪い菌」というものは存在しない、人間の都合にとって、良いか悪いかだけ。全ての菌を活かす酒造りが寺田本家の肝となっています。
今の日本業界が進化する方向と真逆に進む寺田本家。日本酒造りの原点回帰が、寺田本家に宿っているのかもしれません。
寺田本家
五人娘 醍醐のしずく
¥ 1,705 (税込)
生もとの原型と言える「菩提もと(ぼだいもと)」仕込みで、空中の天然乳酸と野生酵母(蔵付き酵母)を採り込んだ「そやし」という水をもとにしています。
まるでお米のワインともいえる味わいで、フルーティさと濃醇な味わいが特徴的。季節や仕込みごとに味わいが異なるため、一期一会の味わいがお楽しみいただけます。
寺田本家
醍醐の泡
¥ 1,870 (税込)
「醍醐のしずく」のスパークリングタイプ。発酵が終わりきる前に瓶詰するのでもろみの香りを若干感じますが、ヨーグルトのような酸味と泡の爽やかさがあり、グビグビ飲んでしまいそうな美味しさです。
日本酒好きにもワイン好きにもお勧めかつ不思議な美味しさで、お客様に驚いていただけること間違いありません!
3.冨田酒造/滋賀県
滋賀のテロワールを表現する。古来の地元米で醸す“飲み疲れないのに旨味がある酒”
滋賀県長浜市木本町は豊臣秀吉が初めて城を持った場所という歴史を持つ町。冨田酒造はこの町で460余年日本酒を醸し続けています。
代表銘柄『七本鎗』は、賤ヶ岳の合戦で活躍した7人の若武者「賤ヶ岳の七本槍」ちなみ名付けられました。蔵の木造建築は江戸末期のもので、蔵の12代目と北大路魯山人が親交あったことから、お酒のラベルにも使用されている『七本鎗』と彫られた木の看板(魯山人が寄贈したもの)が蔵に飾られています。
15代目である冨田泰伸さんは2002年に蔵に戻ってから、地元の水・米・環境でお酒を醸すことに力を注いできました。2010年からはお米の家倉・家倉敬和さんとの出会いをきっかけに100%無農薬米で醸した純米酒『七本鎗 無有(むう)』の醸造・販売もスタート。 農業大国である滋賀県の人間として、「お米は農薬を使わないと育たないという常識を変えていきたい」といった意味合いもあるのだそう。
初めて契約栽培を依頼した地元の篤農家「もりかわ農場」産の無農薬米を使って仕込んだお酒を熟成させたタイプもまた、七本鎗を象徴する1本です。
滋賀県は海がない地域のため、保存に適した濃い味付けや発酵文化が根付いている地元の食文化に合うお酒は必然的に濃い味となりますが、冨田さんは洋食(オイリーなもの)や現代の食文化にも寄り添える酒質を織り交ぜながら、今日の『七本鎗』のスタイルを築き上げました。
飲み疲れせず、スーッと体に入ってくるのに飲み疲れしない。それは決して“軽い酒”というわけではなくしっかりとした旨味がある。そんな心地よい体験を七本槍は叶えます。
冨田酒造
七本鎗 無農薬純米 無有 火入れ 2021BY
¥ 2,200 (税込)
「無有(むう)」という名前は、農薬を無くす事により、農家と酒蔵双方の想いの有る、新たな価値有るものが生まれた。そんな気持ちを込め名付けられました。
、例年の無有と比べるとスリムで芯の硬さを感じるものの、1年半の熟成で丸みを帯び、良い熟成となっています。
冨田酒造
七本鎗 無有 生もと 2022
¥ 2,860 (税込)
「無有(むう)」は2010年より「お米の家倉」の家倉さんとタッグを組んで取り組んでいる、無農薬「玉栄」による純米酒。
無農薬米による独特の柔らかさ、生もとらしい酸味や旨味が一体となり、味幅のある仕上がり。余韻には「玉栄」独特の苦味、渋みが心地よく広がります。
IMADEYAオススメ サステナブル日本酒2選
上川大雪酒造 緑丘蔵
上川大雪 JAS有機米 当別吟風
¥ 4,015 (税込)
有機JAS認定機関の検査を受け、有機酒類の認定資格を取得した上川大雪酒造「緑丘蔵」。
使用した酒米は「当別吟風」100%。当別町の今井民生さんが丹精込めて栽培したJAS有機米の純粋な良さが際立つように7号酵母で醸しました。
キレイな酸味と無農薬無化学肥料の品質が生み出す透明感のある味わいと北海道の大地のエネルギーを感じられるようです。
せんきん
仙禽 グリーンナチュール
¥ 2,200 (税込)
純粋でナチュラルな酒造りでファンを魅了する「せんきん」による、無農薬米、生もと造り、そして酵母を添加しない「蔵付き酵母」の造りで醸す「仙禽ナチュール」。
「日本酒のエコ」をテーマに、ナチュールの酒粕を再利用し、再発酵させる「副原料循環型スタイル」で造られています。
原酒でアルコール度数が10%の、自然という大きなテーマをさらにアップデートさせた、まさに新しい時代の日本酒です。
日本各地の自然を飲む。サステナブル日本酒3本セットもございます
【無農薬・有機栽培米使用】ナチュラルできれいな自然派日本酒3本セット
¥ 8,470 (税込)
自然にも心にもやさしい味わいの自然派日本酒を3本セットでお届けします。
どちらももお燗にしてもお楽しみいただけるのでいろんな楽しみ方ができます。
素朴でいてクリーンなお酒でほっと一息つきましょう。
プラス一品のおつまみに!サステナブルフードはいかがですか?
日常茶飯
「日常がちょっと豊かになるような食卓を」という想いを込めて、
旬やその土地に根付く食材と向き合いながら調味料やお菓子をつくっています。
特に調味料シリーズは、ふだんのお食事にひとかけするだけで格段に美味しさがアップするので大人気。
お肉にお魚、野菜に麺類まであらゆる料理によく合います。
日常茶飯
新生姜とホワイトバルサミコ
¥ 1,836 (税込)
農薬・化学肥料不使用で育った新生姜、有機栽培のぶどうで作られたホワイトバルサミコ、天日塩、精製・漂白等の化学処理をせず作られたきび糖を使用して、甘酸っぱい風味に仕上がりに。
王道にお刺身とマリネして泡やワインに合わせても美味しいのですが、西京漬やみりん干しと一緒に合わせて、日本酒と合わせるのも最高です。
日常茶飯
ぶどう山椒と香味野菜と果実
¥ 1,965 (税込)
爽やかな風味のぶどう山椒に香味野菜と果実を合わせ、濃厚でありながらピリッとスパイシーに仕上げた大人のソース。
目玉焼きにさっとひとかけするだけで、目玉焼きが高級な味に生まれ変わります。
他にも揚げ物はもちろん、焼きそばにも◎
げんき本舗
“食べる健康”をコンセプトに、愛媛県産の地元の農家が育てた柑橘(規格外品選別)を使ったドライフルーツを作っています。
次世代により豊かな環境と生きる勇気やたくましさを手渡ししたいという想いのもと、使用する原料はノーワックス残留農薬検査をクリアしたもののみ、
加工・製造においても手作業の自社製造を行っています。
げんき本舗
国産ブラッドオレンジ
¥ 637 (税込)
愛媛県産のブラッドオレンジを独自製法で乾燥させたもっちりジューシーなドライフルーツです。
合成保存料、着色料、香料不使用です。
日本酒と一緒に自然派ワインもお楽しみください
春風のように軽やかで爽やかなペットナット特集
スパークリングと自然派という、2つの要素を兼ね備えたワインとして、世界中で人気が高まっているペットナット。
春の陽気のようにほがらかで、やさしいナチュラルな泡ワインを爽やかな風の中お楽しみください。
必ずご注文確定までお進みください。